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本のことを書いてあるブログ

2019-01-01から1年間の記事一覧

旅のラゴス(筒井康隆)/武士道(新渡戸稲造)

旅のラゴス/筒井康隆 筒井康隆さんの小説は「エディプスの恋人」に続いて二作目ですが、読み終えました。前回もSFの世界観を感じながら読んでいましたがこちらも、SFの要素が盛りだくさんでした。村上陽一郎さんによるあとがきで、「ここで描かれる人物たち…

いま、手を付け始め…は安部公房「壁」それから筒井康隆「旅のラゴス」。 最近どうしても気になるのが自分の人生の始末の付け方。これから年を取り、もう何もかもが良くなるような期間は終わっただろう。例えば、俳句、短歌については良くなることもあるかも…

読書記録

最近読書ブログを一週間近くも更新していませんでした。 最近入手したのはこちら。 ・晩年(太宰治) ・心の海を探る(遠藤周作) こちらは実家からの持ち帰り。 もっと色々(特に東野圭吾)が埋まっているかと思ったのですが全然見た覚えのないものが並んで…

嵐が丘を読みました

嵐が丘(マンガで完読/日本文芸社) 読みました。こちらは原著で読もうと思ったのですが、出だしの同じ箇所を数日繰り返し読んでいながら進まない状態でした。 … 嵐が丘 ヒースクリフという孤児 簡単にまとめますが、物語は嵐が丘にある一家に孤児のヒース…

俳句日記

半ズボン餌食にされて笑いたる 回答の音寒きかな夏手袋 すててこや鉢巻や捨て置く人よ 北里にビーフ放牧され涼し

三四郎(漫画で読破シリーズ)と今更神経衰弱することについて

漫画で読むシリーズ 三四郎 (マンガで読む名作) 作者: 夏目漱石 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2010/05/15 メディア: 文庫 クリック: 14回 この商品を含むブログ (1件) を見る おなじみの、漫画で読む名作文学シリーズ「三四郎」読み終えました。いつ…

俳句日記

俳句とふ黒籐椅子に陶器置く いっしんに掌伸ばす白地かな 桃の木の主コーヒー色に焼け 肉厚なサラダ食ふかな夏の月

もう数ヶ月は図書館に行っていない。前回行った時、本当二回に一回くらいそうなるのだけど何度目かで返却期限を超過していて、たまたま若い男の係りの人だったのだけど「気を付けてください。返却期限を超過してしまわれると困りますので」とキッパリいわれ…

俳句ー季語サングラス

心隠しおほせて淋しサングラス/西村和子 別なひとみてゐる彼のサングラス/黛まどか 校門を出て校長のサングラス/小林呼溪 (増補版 いちばん分かりやすい俳句歳時記より) 季語「サングラス」ですがなかなかこういった個性のある季語は織り込むのが難しい…

俳句日記

こんにちは。今日は俳句二句載せてみます。 マイクオフ薔薇の花付く油虫 猛々しく夢膨らませ油虫 俳句、それから短歌ですが、読書アカウントの方々でも歌集と句集はなかなかなじみがないものかもしれません。自分の中ではもうとっくに古臭いと言う感覚は失わ…

日々俳句歳時記

今日もこちらを読んでいます。 増補版 いちばんわかりやすい俳句歳時記 作者: 辻桃子,安部元気 出版社/メーカー: 主婦の友社 発売日: 2016/10/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 昨日、寝る前に俳句を作ろうと思い、頭のなか…

な〜んにも、できない!

「な〜んにも、できない! でも、遅刻はしない!」 今日は、にっきに書くべきことがないため絵を描いてみました。

脳についてのメモ 1、脳は、今起きていることを記憶し、次の瞬間も同じ性質のことが連続して起こる、ということの蓄積に向いている。(重力など) 2、脳が錯覚を起こすのは、今立っている現実上で当たり前にある多数のパターンをそのままベースとして使うか…

俳句日記/読書

いま、「赤毛のアン」それから「毒笑小説」を読みながら、「増補版 いちばんわかりやすい俳句歳時記」を読んでます。 最近はじめた読書アカウントですが、なんとフォロワーの方々が二百人を超えました。ありがとうございます。 以後も、読書したことを記録、…

読書記録/エディプスの恋人

読書記録/エディプスの恋人 今日は、筒井康隆「エディプスの恋人」を読了。 エディプスというのはギリシア神話で父親殺しをする英雄オイディプスのこと。エディプスという単語をわたしは河合隼雄さんの本で知り、その辺の家族心理的なことに興味を惹かれて…

寂しい夜に四コマ漫画

物理学をご存知のないみなさま、こちらに「屈折率」の値を変化させるボタンがあります。 屈折率というのはご存知、光を反射させわたしたちの視覚に入り込む光の角度で、なんちゃら〜。 で、このボタンはヒトを構成する水分に焦点をあてて屈折率を変えること…

シンプル イズ ベスト

最近、ブログに書こうとしていたこと ◯林先生のドラマ 林先生が、「もったいない」ばかり言うから周りが(今でしょ、じゃないのかよ…)とイライラしてくるみたいなストーリー。 ◯生き方を、だらだら時間もなにもかも消費する→からどんな風に歳を取りたいかに…

俳句日記

パキラ育つ涼しくなりし湯殿かな 静まりし野菜畑に鳴る花火 サンダルで畑に入りて茄子に会ふ

俳句日記

立方体の中クローバー咲ける夏 涼しさや硝子に湿潤な森ある 直角の方角に空百合の花 悩んでは右折描いて来たタイヤどこかが嫌われているまた霰 又聞きの第三者いま伝えたしシャワーヘッドを傾ける彼

「恋人はジュース」※ラノベ

もっと、真面目なことを書かないと…と思いながらも、思いついたので載せてみます。ちなみにこれは、25分くらいかけて書いています。 てくてくてく… 炎天下、マキとその彼氏は街中を歩いている。ごくふつうの、マキと彼はありふれたお似合いのカップルだっ…

アイドルについて半分真面目に考察してみる

※前回に引き続き、すべてがネタです。 「Gigokuのアイカツ」 これまでのアイカツは、アイドル産業というレールに乗っかるまで個人を育てるアイドル学園、アイドル事務所を隠しカメラが撮影するという形が多かったが、「もっとリアルを」「もっとアイドルに過…

ラノベのことを考えて、ラノベをつくるについて考えてみた

ラノベのこと ※今回のブログは、まじめな話ではなく話半分の箸休め的に読んでみてください。 「ラノベ」というものを長い間よく知らなかった。多分ラノベを見ながらも通り過ぎることはよくあって、その度にあの扉絵に取っ付きにくさを感じていたような気がす…

王妃マリー・アントワネット上下巻/遠藤周作

王妃マリー・アントワネット/遠藤周作 ネタバレあります。 読み終えました。有名なマリーアントワネットの少女時代から断頭台で処刑されるまでの人生を、もう一人の少女マルグリットというマリーアントワネットによく似た姿をした身分の低い出の少女の視点…

パスワードが思い出せない

パスワードネタ切れ問題 色々あって、某所のパスワードの変更をした。それに伴って、パスワードを整理してみたのだけど、色々あり過ぎて多分これをまとめたら四百字詰原稿用紙2枚くらいになるかもしれないなあと思った。ちょっと前まではこんなことはなかっ…

ふんどし

※今日も、読書に関わりのないどうでもいい話です。 この間、ニュース番組を見ていたら、地域で開催されているお祭りの様子が流れて来た。盆踊りとか屋台のある中を歩いてまわって遊ぶ、みたいな一般の人向けのものではなくて、大人の男達がほとんど裸の状態…

おしゃれの網の目と哲学

おしゃれの網の目が見えない 最近、「女性ものの服」売り場に行くと「ああ、もうよくわかんない」ってなることがわりとある。 これは、同じようなことがけらえいこの「あたしンち」の中でお母さんの症状として描かれていた記憶があるのだけど、それによると…

季語のこと

俳句で織り込まれる季語ですが、初心者としてはこれを先ず覚えるというのが課題だったりします。 「夏」「汗」「涼しい」…そのくらいまでは浮かんできますが、あとは歳時記を読んだり俳句に触れた折に調べるなどしないと身に付かない部分かもしれません。 た…

斜陽(太宰治)それからsongsのこと

斜陽/太宰治 まんがで読破にて読了。以下、ねたばれあり…というか、内容のまとめ。 貴族という身分がなくなりつつある時代の、その貴族の女性、母親、戦地から帰り、麻薬中毒を経た弟との暮らしと、母親が病で伏せていくなか退廃していく様子を描いた小説で…

本というもの/Kindle Unlimited &Apple Musicのこと

本に対する意識(たからもの感) あまり大きな声では言えないが、去年くらいに絶版の歌集を買った。それくらいから、自分の中で本を買う事に対するセーブが効かなくなったように思う。 歌集、とひとくちに言っても色々なものがあり、全く知らない歌人の歌集…

作りました…六月の俳句まとめ

泉あれば子どものランドセルの音 噴水の重みのごとく集まれる 波乗りて道路工事の人立てる 神様は漏斗仕舞いし水溜り 何見ても海月スタンプ押す心地 水と花分けて尋ねしすいちゆうくわ 雲きれてスープに蒸れるレタスかな はしたなくアイスコーヒー旨きかな …