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本のことを書いてあるブログ

日々俳句歳時記

今日もこちらを読んでいます。

 

増補版 いちばんわかりやすい俳句歳時記

増補版 いちばんわかりやすい俳句歳時記

 

 

 

昨日、寝る前に俳句を作ろうと思い、頭のなかでこねながらも睡魔に勝てず眠ってしまっていました。

 

 

ねむりても旅の花火の胸にひらく/大野林火

 

香水やまぬがれがたく老けたまひ/後藤夜半

 

犬猛る夜釣に向かふ爺様に/岡ともこ

 

浮いてこい浮きつぱなしに売られおり/舟まどひ

 

(季語ー「浮いてこい」「浮き人形」水に沈めたり浮かしたりして遊ぶおもちゃ。プラスチックの人形、金魚、水鳥、船などが多い。」

 

いちばんわかりやすい俳句歳時記より引用

 

夏の感じ、もの、行事というのは匂いも色味もが強いためか、何かこころにこびりついてくる感じがします。一年の中でいちばん華々しい季節でもありますね。

俳句、短歌を作っていると自ずと風土、地域性というのは詠みたくなる題材です。季節感のあるものはその時読んでもらうのが一番なので、作ったら人に見せたくなります。

 

 

 

 

金平糖山河を越えし昼寝かな

 

妄想の国の網戸へ羽虫来たる

 

 

昨日ぼやぼやの頭で作ったもの…頭の中で作ってると人に話しかけられたとたんにパズルのピースのように言葉が散らかってしまう。→また作り直す、とやっていると、本当に作歌と作句にはパズルの要素があることを実感します。