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本のことを書いてあるブログ

2019-08-20から1日間の記事一覧

今日、とうとつに「去来」した手によってわたしは本を最後まで読まされたという感覚があった。 「去来」はこわい。もう「去来」しないで欲しい。 こんなことを書くと病気だと思われそうだ。去来というのは、とにかく何が何でもせねばならぬ気持ちのことを言…

旅のラゴス(筒井康隆)/武士道(新渡戸稲造)

旅のラゴス/筒井康隆 筒井康隆さんの小説は「エディプスの恋人」に続いて二作目ですが、読み終えました。前回もSFの世界観を感じながら読んでいましたがこちらも、SFの要素が盛りだくさんでした。村上陽一郎さんによるあとがきで、「ここで描かれる人物たち…

いま、手を付け始め…は安部公房「壁」それから筒井康隆「旅のラゴス」。 最近どうしても気になるのが自分の人生の始末の付け方。これから年を取り、もう何もかもが良くなるような期間は終わっただろう。例えば、俳句、短歌については良くなることもあるかも…