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本のことを書いてあるブログ

ブリューゲルと絵画を見る前の浮き沈み


最近はこちらの本を読んでます。
まだ半分も読めてないですがいまはアジア〜日本周辺の部分。日本の世界遺産登録件数が意外にめちゃ多いんですね。驚きました。
アジアのベトナムや中国にある遺跡の雰囲気にわくわくして読んでおりました。ベトナムは風景がとても綺麗で色が元気ですね。旅行へ行ってみたいです。それから中国の物凄く大きな遺跡とかも歴史感があってマニアにはたまらない雰囲気があります。それがしかも「発見されるまで埋もれていた」と書いてあったりして、その規模におどろく。


それから絵画も見てます



書こうかな…と思っていたら既にこちらにまとめてありました。

https://coooki.hatenablog.com/entry/2020/10/26/225627

https://coooki.hatenablog.com/entry/2020/10/23/002637

https://coooki.hatenablog.com/entry/2020/11/07/081616


何か、無情なほどアルファベットの羅列になってしまいましたが…
自分が絵画を見たきっかけを思い出そうとしてましたが単純にそれは、「やまい」にあったと思います。小説もテレビも見たくない。「人」感があるものが見たくないので詩や俳句、短歌をやっていました。でもそこも人で溢れてきていたのでわたしはあるとき絵画を見始めたんだと思います。なので本当に低空飛行なところから絵画を見始めましたが、調べていくうちさまざまな人生観や苦しみ、絵画へのひたむきな思いがあったということも分かりました。それ無しでも絵画は面白いですね。でもやっぱり、毎日が忙しくて充実していて、お笑い番組をガハハって笑えるようなまさに健全な精神状態だと、さあ絵画みよ〜とはならなかったかもなと思います。それに、いまそれが読み取れるようになってから思うに、演歌もそうですがある程度歳を取らないとこういったもので表現されている感情をすっと理解することってなかなか難しいんだろうなと思う。だからむかし教科書で見た時とかもあまりピンとこなかったけど記憶にはあるもの、いま人生でいろんな浮き沈みを経験してから見ると意外と泣いてしまってたりとかも案外あったりします。→そういう個人的にピンと来たみたいのがあってから作者の人となりを知るというのが一番面白い見方かもしれません。
ていうわけでそういう苦しい時…わけわからない時にこういったものを見て、ただ単に絵というきれいな形を見ることが出来てよかったと思える感情もあるんだという話でした。


そんな感じです。
朧げに覚えてるのではここに書いてあるベルトモリゾ、メアリーカサット、ドガゴッホが好きなようです。自分がクレーのムックを買って本棚に置いておいたらちびっ子が来たとき「何かわからないけどイイもの」として自分のとこに勝手に持って行っていたの見て笑ってしまいました。



最近はブリューゲルを見てました。宗教画がおおく宗教画ていうのは難しい、画一的なイメージがあったりしますがブリューゲルは風刺も愉快にまとめられてあり見やすい絵が多いですね。本当にこれは見るために描かれた絵という感じがします。それから風景も緻密で冬の情景が描かれているものも多く、農民や、生活について、そんなふうに当たり前に目に映るものについて嘘偽り無いままで描こうとしているのが読み取れます。ブリューゲルは人間を批評しつつも故郷や人そのものに愛着があるように感じられました。

こちらKindle版300円にて購入。