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本のことを書いてあるブログ

印象派の冒険/絵本について

草の実の半端なひかりすごくある/渉




こんばんは(⊃´▿` )⊃
このあいだも書いたんですが俳句づくりを最近また復活させてます。が、久しぶりなためなかなかうまく作れない。たとえば筋トレみたいに、どこに力を入れればよいかよくわからないというところから、じょじょに体をならしていって、昔を思い出しつつ、たまに上手く出来るかなーという感じ。
俳句がシンプルな筋トレだとしたら、短歌はもうちょっといろんな部位を使いつつ綱渡りするみたいな感じ。これも久しぶりにやると確実に「あーッッッッこっから落ちるッ」的な感じになります。
そんなふうにして外に出られないブヨブヨの短歌がいくつも生まれてゆく…

けどこういうのも「ありき」…っておもってやってかないとだめなんだろうなーという感じはありますね。






今読んでる本です(^-^)/

印象派の冒険

印象派の冒険

印象派ゴッホについての本、好きなので何冊か読んでいますが、はじめにゴッホの自ら書いた書簡中心にまとめられたものを読んだのが正解だったなーとおもってます。

ゴッホは何かとセンセーショナルな事件の絶えない人だったのでその解釈もさまざまなんですよね。本人の書いた書簡を読んで行くと、ゴッホには絵を学び始めたはじめからかっこたる哲学があったというのがわかりますが、これに関しても心無い書き方してる本とかだと「全部仕事を辞めさせられてすることないから絵描きになった」みたいに書いてあるとこもあったりします。ゴッホは絵を描くことに普通以上の神聖を求めながら模索し、テオを最も信頼しながらも時には自らのやり切れなさをぶつけずにはいられなかったりと書簡を読んで行くと結構明快な文でかなり興味深い芸術家としてのゴッホの葛藤が見受けられるのですが、
そういった前知識がありつつ、こちらを読んでいくと周囲からはなかなか理解され難かったゴッホの生身の姿、それから病と戦う姿、病というものの重さが浮かび上がってきます。なんていうかこう読んで行くと他人を理解するという作業はとても難しいことなんだなーと思う。


以下、印象派というものについての一文です。

とても静かで落ち着いているように見えながら、ほんとうはその中核に膨大なエネルギーを秘めた表現。それが、印象派の画家たちの仕事なのだと、ぼくは改めて考えるようになった。


印象派の絵画は初心者のわたしにもわかりやすい気がするんですが、見ているとたしかにこんな感触があります。




絵本よくわからない

あとは絵本を選ぶ機会があったんですが、いつもなら本を選ぶときに迷うことなんてあまりないのですが迷いまくってへたりこみそうになるってことがあった。
思うに、絵本というジャンルはめちゃくちゃにわかりにくい。
理由を考えてみるに、

①ぱっと見で、どの年齢向けなのかわからない

…考えたけど①がかなり大きく占めていてあとは思い浮かばなかった。一応開いてみて中を確かめてみるけど、文章が短いもの=低年齢向けってわけでもない。小学校低学年向けだとさすがに、「皆わらった」「おひさまひかる」的な一文で終わってるみたいなのは簡単過ぎるだろうから毎回、とりあえず中を開いて見るんだけどおんなじよ〜な感情のやつがけっこういっぱいあったりする。
夜眠れない…「はじめて」系のはなし…
しつけ系の本…などなど

で、迷った時、わたしはとりあえず著名な人のを選んでいる。それ以外なら童話館、それから福音館書店のものだと間違いはない…そういうイメージがあります。

あとはインスピレーションです。こんまりのお片付けの本みたいに触れて開いてみてワクワクするorピンとこないで取捨選択してゆきますが、それをもってしてだらだら選んでいると果てしなく見つからない、終わらない夢をふと思い出すくらい右往左往してたのだった。なんていうんだろう。
あまりにもとっかかりがない。

絵本はもしかすると、コンシェルジュが居ても良い分野かもしれないと思った。
たとえば、何かどこかから絵本の選び方についての冊子が出てたりもする。一方でそれに対抗しておとなが絵本を選ぶのなんてナンセンス的な議論をTwitter上で見たりもした。大人のセンスで…が通用しないってとこでは、ヨシタケケンスケさんの本が子どもから人気、っていうのはなんだかわかる気がします。
無邪気で害悪な子どものもつ、もう忘れてしまった感情に対していま、つかれきった大人からすると蓋をしてしまいたい気分にはなる。そういうのも捨て去りつつ「子どものために」って決めつけて選ぶ…けっこう大変な作業と思います。


今回入手したのは

世界のあいさつ (みるずかん・かんじるずかん)

世界のあいさつ (みるずかん・かんじるずかん)

  • 作者:長 新太
  • 発売日: 1989/10/31
  • メディア: 単行本





ちびくろ・さんぼ

ちびくろ・さんぼ

こちらです😊なんかわくわくしませんか?

マグノリアおじさんは靴がかたっぽないそうですが「なんで?」っていうことに対して特には答えが用意されてないとこが絵本の醍醐味って感じがしてます。