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本のことを書いてあるブログ

俳句日記ー車組む/芥川龍之介

鳩綿毛気を取られつつ車組む/ささき わたる





今日は芥川龍之介全集を購入したのでそれを読んでいました。
小説以外にも作者の読書記録、短歌、随筆など収録されて面白いです。
あいうえお順に収められているので、作者が不意に話し始めたような印象があって芥川龍之介が身近な存在に感じられます。

芥川龍之介というとあの賞を思い出しますね。前に読んだ記事では「芥川は人生経験がなくとも読める作家」と書いてあったのを覚えてたりするんですが。そんなことはないです。けど無駄が無いのと分かりやすい文体では書かれてると思います。だからでしょうか?かみごたえがない、というよりスムーズに頭に入って来てしまうっていう感じですね。テーマも多岐に渡ってて洗練されているという印象です。まあまだ、全然読んではいないんですけども…、、
あと、あの写真かっこよすぎですよね。

芥川が生真面目な小説を書いている傍で、こころを覗かせるような短歌を読んでいるのも合わせて読むと面白いです。わたしは芥川龍之介の俳句の方が好きみたいです。


車組む – 季語と歳時記


車組むについては、雪国のタイヤ交換のイメージで詠んでみました。「やっとるやっとる」っていうイメージでご近所のやつを見てます。


大人になってから読むと深い…というと佐野洋子さんの絵本を思い出します。

だってだってのおばあさん

だってだってのおばあさん

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

「だってだってのおばあさん」は「いやいやえん」くらいタイトルからして気になります。
こちら、小学一年生の教科書にも載っているそうです!