チェーンソーマン、なんでおもしろいの?
チェーンソーマン、連載当初から面白かったけれど、けっこう設定があっさりめだなあと思っていた。
けどここ最近、マキマさんが撃たれた当たりから急速に物語が展開していっている。
わたしは月曜日、たまにジャンプ買い忘れることもあったけれど最近はチェーンソーマンみたさにセブンに寄るのを忘れないし、エモーションのありかをたしかめたくてマキマさんが撃たれて以来一話3回くらいは繰り返して読んでしまっている。
「なんでおもしろいの・・・?」
マキマさんが撃たれたあたりではショックすぎて何かわからないまま4回くらい繰り返し読んでしまった。
昔のジャンプではこんなことなかった・・・。鬼滅の刃ではけっこう人が死んだあとの時期だったし、進撃の巨人も読んだりしていたので「今はこういうのがふつうなのか・・」みたく考えていたけれどなんていうか主要キャラが続々死んだっていうことにこんなに感じ入っている自分はどこかその人が生きているとマジで思っていた部分が少なからずあったんだと思った。つまり、それくらいキャラのしゃべりやストーリーが生々しかったのである。いくら面白いといっても漫画なんだから普通に作り物だというのはわかる。けれど、そう、昔、小学生のころ、自分でぺっかぺかの単行本を買ってきて生唾のみこみながら新しい世界の扉をあけていくような感触が、チェンソーマン読んでいるときの私にはあった。
ちなみにその思いを消化しきれなくて知り合いの小学生にチェンソーマンの面白みについて真剣にしゃべくりまくっていたわたしです。
ストーリー
ほぼ捨て子のような生い立ち主人公と、それを雇っている悪魔退治の組織。その組織の偉い人(女性)に、主人公が憧れのような感情を抱いていて、大ボスを倒したらキスをする、という約束をしている。主人公の生い立ちは一話からみっちりやったけれど、そのほかのキャラクターの生い立ちとかもまあ、いるなっていう感じの(コベニちゃんとかは新しいけど)人たち。技の設定も発動法はいろいろあれどキャラクター&契約によっていろんな能力があるというのは古今東西で使われてきた部分な気がする。
それなのに面白い。
というわけで、なんで面白いのかを箇条書きで考えてみました!
一、主人公の性格
「あー、なるほど!」と思ったのはチーム皆で部屋に閉じ込められたくだりで、チェーンソーマンを差し出せと悪魔に言われて「差し出す派」「チェーンソーマンは悪魔といえど大事な人物だから渡さない。俺が行く」「あなたが行くならわたしがチェーンソーマンを殺す」とすったもんだして意見が分かれたあげくに主人公が「しょうがねえから、俺が行くよ」と行ってしまったという部分。私がなるほどって思ったのは、少年漫画の主人公ってこういう「こまけーことは考えず、皆が損得勘定に悩むような部分でパワープレイでゼロにさせる」みたいなところあるなあと感じたとこである。スラムダンクの「どうして、バスケットなんだ?桜木・・・」と堀田に言われたときに、花道が「バスケットマンだからだ」と答えたみたいなイメージ。
チェーンソーマンだからだ!!!
はい。
二、キャラクター(女の子)がかわいい
まず、パワーちゃんがかわいい。普通に耳生えていておっぱいでかいだけなんだけど絵が高橋留美子先生の女キャラ並みにつやっぽくてかわいい。マキマさん、コベニさんもキャラが特殊なのでカードゲームがあったら集めて楽しめそう。
なんか「ペンでざっざっと書いている」感じの画面からはみ出てきそうな絵ですよね。結局ストーリーに引き込まれるのだとはいえどやっぱり絵は目に残る。
三、「こんなことって、ある!?!?」
従来の少年漫画ではなかったみたいな「来週、終わってしまうんじゃ・・・?」「著者はこのキャラ嫌いになっちゃったのかな・・・?」みたいなスパルタな設定で、どう回収していくのか見逃せなくなってきた。
あとほぼサブキャラなのにコベニちゃんが自由気まますぎてヤバい。ツイッターも検索してみると「チェーソーマン コベニ」であがってくる…
四、恋がある
昔のジャンプのエロって言ったら桂正和さんの漫画でしたよね。自分の場合そこで時間が止まっているので…
いろいろ考えてみて、やっぱエモーションなんだと思います。
ちなみに今週まで主人公(チェーンソーマン)は下半身ぶった切られて死んでます。