煎餅も鳴りそうに鳴る立冬や
冬シャツの恐竜の渋み観覧街
机にてアーモンド香る雪残し
一文字を仕舞えばそこも一等席
頭痛して寒玉子割る母として
大根を煮ず掃除機を立てて暮らす
黄信号の裏は青なり寒の水
冬の雨小松菜の鉢を育てている
キンキンのバス停マスク群溶けぬ
新漬けは麦の香そよと毛布脱ぐ
ーおまけー
ワークやってみた部分からの抜粋
●取り合わせのワーク
冬の日の半分残るコーヒーカップ
箸立てに良い箸入れる神無月
●一物仕立て
こんな年も生まれて来たるりんごかな
●オノマトペを使う
しとしとのシーツを立てる垂り雪
◯後記◯
こちらの俳句夏井いつきさんの本を読み始めてから作ったものです。徐々に変わって来た…ような?
最近は空想の世界でなく目の前に見えるものを折り込んで詠むように気を付けてます(⊃´▿` )⊃