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本のことを書いてあるブログ

俳句日記ー短靴

囀らぬ筒のひとつはみず色なる






ハンカチの逆さいずこか花曇り






短靴の未だ踏まぬ山を超えし目よ






伊予柑へ指の脂を付けし昼






如月やスプーンの柄のごと速き







楽しく読んで学べれば良いんですが。なんだ鼻って???!けっこう予測変換には惑わされがちです。


養老孟司さんも仰っていますが、ただただ楽しいって大切ですよね。色々なわだかまりはありますが、とりあえず没入できること、雑念なく読みたいと思える経験が大切な気がします。最近それがなくてずーっと死んだみたいに過ごしていました。





短靴のこと

ところで「短靴」ですが、こちらは北海道の方言のようです。
最近一度、そのことを意識しないままに、まだ小学生のひとに「短靴でさ〜」と嬉しげに呼びかけたあとで(ハッ)としました。おそるおそる「短靴って知ってる?」と聞いてみると、「知らない」とのこと。…やっぱり、そうだよな。短靴はわたしが小学生の時に使いまわしていた北海道弁だったのである。今の小学生は使わないらしい…。

短靴ていうのは、冬の間ものものしいスノトレやらごついブーツを履いて歩き回っていたあとで、すっかり雪が溶けてからそれを靴箱にしまい、改めて春に履くようなスニーカーやローファーなどの短めの軽々しい靴のことを呼びます。なので、「たんぐつ」という発音には長い冬(※だいたい、一年の半分が冬&曇り日と言っても良い)が終わって春だ春だ〜と走り回るような感情が込められてたりします。
大人になってからはすっかり使わなくなったのについ、身軽になったうれしさから口をついて「たんぐつが、さ〜(^∇^)」みたいになっていた自分を、思いきり実家モードで外に出てたような気分になった。

そもそもナニ?たん靴って………





それを折り込んでみた。