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本のことを書いてあるブログ

俳句日記

引き続き、俳句歳時記を読んでいます。今は秋ですが、ふと見ると夏の章の植物の部分を読んでいなかったためおさらいしつつ、秋の部分も詠んでみました。

 

 

薔薇の花出で来るまでを額歩き

 

 

晴れめくり過ぎて筍雨も着る

 

 

出席簿順指されけりパン黴は

 

 

秋暑しあらためて鉄や釘を打つ

 

 

心が身よりも大き秋の暮れ

 

 

「薔薇の花」なんですが江國香織さんのエッセイを読んでからどこかのお宅に咲いている薔薇の花が気になって見てしまいます。薔薇の花って人に送る、もしくは一輪でも豪華な花、というイメージがあったりしますが、本当は薔薇の木という木に咲く花であり、庭先に咲いているのを見ると花屋さんで売られているのとはちょっと印象が違いますよね。木の中に咲く薔薇って野生の感じがあるし、紫陽花や他の大きな花と違いもっとさり気なく咲いているかのような。そういう感じをエッセイで知り、何か薔薇の花が好きになったのでした。そういうイメージというのは色々とあるもので、俳句歳時記の文字を見ているだけでも楽しいです。

で、薔薇についての文を読んでからそういえばうちの実家にも薔薇の木があったなとかそのほんとうの薔薇の姿みたいなものを人の庭先でも見たくなってしまうのだった。うちの実家にあるやつはだいぶ萎びたようなやつでしたが…本当、精神世界みたいのを少しも気にしていないような家だったので。

 

ところで最近は眠くて眠くて何か一日中眠い感じがしています。例えば夜にしてもせっかくお酒を飲みたくて買って帰るのに、もう十時過ぎると眠くてお酒を楽しむ気にもならず、何かほうじ茶みたいなものを飲んで直ぐに眠りたくなってしまうのである。