探索をへてテキトーに描いた詩
外へ出ていろんなものを目で見てきた
植物や虫、そういったものはクローンみたいに形をたもってそこにある。
あちこちに同じ形の花や虫がいて
草むらの中を歩き回ってその中から
花や虫を見つけ出す。
その時,自分の中にある花や虫のイデアと
現実がかさなって見える。
重なる=みつける体験をするのが気持ちが良いんだと思った。
探索で、そのようなアハ体験を経て自分は「これは何かに似ている」と思った
それは、読書だ。その中の文字もクローンみたいだとわたしはおもった
バッタはバッタ、
アリはあり、
てんとう虫はてんとう虫、
あいうえおはあいうえお
かきくけこはかきくけこになる
読書しているとクローン文字が沢山そこに隠れている。
虫も皆クローンを作るために生きている
生殖は何のためにあるのか分からない
わたしは、形があることはすごいことだと思った。
気持ちにもわたしにも
今日や明日みたいな概念的なことにも
かたちが存在していてヨカッタ、とおもう
ところで
でも文字も,例えば
あタスい=わ
くタスけ=れ
みたいにハイブリッドにいつかは
なるのかも知れない。
れ、い、わ
れ、い、わ、れ、い、わ
れ、い、わ
れれれれれれれれいいいいいいいわわわわわわわ
この中から秩序をみつけだす。
知っているものから気持ちも
ドミノ倒しみたいになるときを保つ
いつかはいつか として待っている
それがアハ体験で、だから外に出るのは
気持ちがいいんだと思った
ーおわりー