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本のことを書いてあるブログ

最近読んだもの…偏った感想

最近読んだ本まとめ


コフートによる新しい心理分析は「共感」する事にポイントがあった。批判はありつつも最も読まれているコフートの理論だそうで、そもそも人間は可愛がられたいので、可愛がられなかったときに怒りを感じる…などなどこれまで否定されていたシンプルな心理分析は実践的なものと感じました。

しかし、これを読んでいて感じるのがいかに思想というのが机上で作られて来たものだったかということ。それから自己の育って来た経験が最も大きく、そこから偏って見る世界の印象はなかなか変えられないのかもしれない。こちらではその説を唱える人の生い立ち込みで説明されていたのでそれがよく分かりました。子どもにいたっては実際に触れている保母さんやお母さんの方が詳しそうに思えてしまいます。こちらは丁寧に書かれてておもしろかったです。



カルト宗教を信じこまされる過程と、そこから抜け出す主人公のお話。特にエホバの実態をYouTubeで知る部分が怖いです。こうやってみると出会いっていうのは運命的なものがあると感じる。


こちら、上、中巻を多分図書館から借りて読んだんですがしばらくして、文庫本(上下巻になっているもの)の下巻を読みました。
幕末の日本が幕府やこれまでの制度を改革すべく外に視野を向け始める部分を、薩摩や土佐の視点から描かれています。薩摩弁なのが趣があります。自分は北の方に住んでますが、そうか、ことの起こりは薩摩から来ていたのか…と思いつつ読んでました。なのでその人や土地の暮らしについて休みの日にふかぶかと没入して読めたので楽しかったです。

薩摩藩の下級武士であったが、藩主の島津斉彬の目にとまり抜擢され、当代一の開明派大名であった斉彬の身近にあって、強い影響を受けた。斉彬の急死で失脚し、奄美大島に流される。その後復帰するが、新藩主島津忠義の実父で事実上の最高権力者の島津久光と折り合わず、再び沖永良部島流罪に遭う。しかし、家老・小松清廉(帯刀)や大久保利通の後押しで復帰し、元治元年(1864年)の禁門の変以降に活躍し、薩長同盟の成立や王政復古に成功し、戊辰戦争を巧みに主導した。江戸総攻撃を前に勝海舟らとの降伏交渉に当たり、幕府側の降伏条件を受け入れて、総攻撃を中止した(江戸無血開城)。

Wikipedia西郷隆盛 - Wikipediaより


この無血開城って凄い事ですよね。ここで西郷隆盛ら他の人たちが私利に溺れずにどんな思考回路でこれに至ったかが読み取ることが出来ます。事あるごと、争いにおぼれず周りを見ながら柔軟に方向転換する日本のマインドはこういう部分から来ているのかもと分かった気がしました。人を尊敬する気持ちって大事ですね。

こちら話題の本ですが読み終わりました。日々、ひっきりなしにある韓国からの日本に対する要望、批判はいったいどのから来ているのか、またそれに対して強く言わない日本に対する疑問、それから、外交の面では暗い部分のみが排出されているのに、エンターテイメントでは韓国に対する持ち上げがつづく…いったいこのねじくれた思考回路と二枚舌はどこから来ているのか、不思議でなりませんでしたが、読んでみてとにかく本当にそうだったのか?疑問を持つ事は出来ました。



話変わりますが…



日本の何が駄目か、まるきり消費者の状態で考えたのは、もはや外からの視点を忘れてることかもしれないですね。日本では外国語が根付きにくいというのは、そうは言っても日本企業が強いからだとあるとき聞いて、たしかにそうだなと思いました。必要がないんですもんね。そういう危機意識のなさ。文化への愛情のなさ。勉強する意識のなさ。そうでないとこもたくさんありますが、ゼロから一にしたあとで威張ってるだけだったら、意味もないわけです。



これは読みやすく面白かったです。わたしが池上彰さんの宗教についての本を読んだときはかたよった経験からくるエグみが強すぎて読めなかったんですが、客観的に書かれてたので勉強になりました。そもそも、宗教に良い悪いなんて無いんです。



その派生で、インドについて調べたくなってダウンロードしたんですが、こっちもドラッグばかりでかなり偏ってました。w







ていうわけで、あとは空いた時間でKindleunlimitedにて集めた絵画の本を見てます。






◯最近買ったもの◯



お〜い竜馬!(司馬遼太郎

鬼の女房(佐野洋子

時代小説が読みたくて…「お〜い竜馬!」は昔、たしかドラマで見たことがあるんですが、小さい頃だったので忘れております。