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本のことを書いてあるブログ

そーゆー事もあるゾウ

こんばんは。
こちらのブログ、はじめは本関連の仕事をしている時の勉強、それから文章の練習もかねて、読書記録ブログにしようと思っていたんですが、だんだん園芸記録日記みたいになって来てます。
別に何をしても自由という声もあったりしますが、これからは読書記録はやめて、だらだらと日記を書いて行こうかなと思ってます。ときどき。

最近は家のベランダに蜘蛛の巣がよく出来てて、毎日のようにそれを取り去る→朝になるとまた貼ってるという状態。ほか、ハエやハチなどもよく来てるため、なんでかと思ってたんですか、直ぐ近くに川原があって、木も多く生えている場所だからかも知れません。よくよく考えてみると、以前住んでいたところよりも木や草が多い場所なんですよね。だから一応良いことでもあるのかと思ったりもしてたんですが、やっぱり気になるのでいっそのことここに、ハエトリグサでも置いてみようか…とホームセンターで売ってたのを思い出して買いに行ってみました。
が、ハエトリグサ、実際目の当たりにすると全くかわいくないですね。五はち置いてあったのが二つに減っていて、案外人気があったのかもしれないですが、植物としての美を感じられないというかなんていうかちょっと躊躇われたので近くにあったミミカキグサというのを購入。こちらも虫を食べるようですが見た目お洒落なコケ(花もついてる)っぽくてかわいい。

ミミカキグサの仲間とは - 育て方図鑑 | みんなの趣味の園芸 NHK出版

で、かわいいのでベランダに置かず、食卓において眺めてました。花が小さくて、茎もほそくてわたしの好みの背が高く繊細な花っぽいとこがイイ…と思っていたら、葉の部分にうねうね蠢くちいさな虫を発見。

虫、ていうのはミミカキグサが捕食してるのでなく、コケ部分にくっついて生活しているムカデの赤ちゃんのようでした。〈ウッ…でもこういうこともあるのか?〉と思ってつまようじで取り除こうと思ったんですが、つまようじを握って戻ってくるまに行方不明になってました。が!変わりに、他の場所でうごめく別のほそーい管状の虫が…
あの、イカの刺身についてる寄生中そっくりのやつです。ちょっとこれは無理でした。多分、苔というのは、自然というのは雑菌と虫の宝庫なんだなーと思ってミミカキグサ、速攻でベランダに出して置きました。手も三回くらい洗いました。
※ミミカキグサには捕虫嚢という虫を捕食するくだがあるそうで、それなのかとも思ったんですが…どうなの?

何かそれで思ったのは、わたしがこうやって本読んだり見たりして楽しんでる花とか虫って、完全に隔離された上でなおかつ、清潔に消毒したものを愛でてるだけだったんだなという事…。家用のパキラや買ってきた土に植えた花、思い通りに咲いたらそれは綺麗で触れてもみたくなるけど、そこにわけわからない虫が混入してると途端に耐えられなくなる自分の生理、もう完璧な自然に沿って生きていくのって無理だろうなと思いました。いや、一応虫は平気なタイプだと思ってたんですが、小さいのがいっぱいいるのってダメですね。それは、もう、普通にダメだからダメって感じにダメですね。


それは、住み分け

それから何の理由か忘れたんですが先日ラフレシアについて調べてたんですが、ラフレシアって死肉とそっくりの匂いを出してハエをおびき寄せ、それによって受粉するんだそうです。
これを考えるに、それは結局「住み分け」なんですよね。わたしたちが死肉やウンコの匂いを嫌がるのは生理的に危険に直結してるからというのがあるのだろうけど、ラフレシアはわたしたちの心地よいとする通路が遮断された時にも生き残れる道を模索してこうなったのかもしれない。だとしたらわたしたちがラフレシアを嫌がる理由はわたしたちが私たちであるがゆえで、その感覚さえ乗り越えた理屈を理解し合えば「そーゆー事もある」とは言えるのかなって思います。